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錠剤とスプーン

欧米では主要な避妊法として定着しているピルですが、日本ではまだそれほど普及していないようです。避妊に対する文化的背景の違いや、日本ではコンドームが避妊法の主流である事実などが影響していると見られています。ですが、最近では低用量ピルを中心に、高い避妊効果と月経困難症などへの効果などに注目があつまり、ピルも徐々にユーザーの数を増やしつつあります。しかし普通の内服薬と異なって、確実な避妊効果を獲得するには遵守するべきポイントがあるのは確かです。飲み方ひとつでせっかくの実力も発揮できなくなります。そこでピルの飲み方で留意するべきポイントを検討してみましょう。

ピルで一番気をつけたいのは、飲み忘れです。低用量ピルは月経が開始された日から服用を開始します。投薬スケジュールは21日間連続服用し、7日間はピルを服用しない休薬期間をとります。スマホやパソコンのツールのカレンダー機能を活用するなどして、確実に服用する予定と事実を記録できるように出来る条件を整備するのがポイントです。ピルのなかには飲み忘れを防止するために、シールで日を埋めていくカレンダーなどが同封されているアイテムもあるので、上手に活用することをおすすめします。

低用量ピルには二つのスタイルがあり、21錠のピルが同封されているものと、28錠が同封されているものです。28錠タイプには21錠のピルと7錠分の偽薬が含まれています。偽薬というのは文字通りニセの薬で、有効成分は配合されていません。それでは何故偽薬などをあえて用意しているのかと言えば、薬を服用する行為を習慣化して飲み忘れのリスクを下げるためです。21錠タイプでは1週間の休薬期間を自己管理する必要があります。これに対して28錠タイプでは休薬期間中も偽薬を服用することになるので、ピルの服用を習慣化することになり、休薬期間の自己管理の面倒から解放されることになるのです。自己管理の自信がある方は21錠タイプ、習慣化しないと不安な方は28錠タイプがオススメです。

とはいっても飲み忘れはなんらかのきっかけで起こってしまいます。1錠分服用を忘れたときは前日分を服用し、当日分も定時の時間に服用します。2回分飲み忘れたときも同様ですが、結果的に飲用終了予定日が1日遅れることになります。飲み忘れると避妊の失敗率が上昇することになるので、いかにしてきちんと服用するのか、自分なりの対策を取るのが必要です。残業や外食の機会が多い生活スタイルの場合は、朝やランチタイムなど飲み忘れしにくい時間帯に服用するなどの対策が有効といえます。間断なく服用できるように、全ての錠剤を服用するまえに、時間の余裕をとって新規のピルを用意するのがポイントです。

低用量ピルの服用を開始した当初は、普段とは異なる体調変化に遭遇する場合があります。特に当初の1ヶ月から2ヶ月程度は頭痛や吐き気、通常の月経では見られない不正出血などに悩まされることがあります。副作用と言うよりは、ホルモンバランスの変化に体が慣れていない状況を意味するので服用を継続すれば、やがて症状は消失していきます。

低用量ピルを服用しているときには、人為的に女性ホルモンを補給していることを意味するので、普段とは異なる体調変化に遭遇する可能性は常に存在しています。全身状態をチェックし、治療の効果を判定するためにも定期的に、医師の診察を受けることが求められます。

また、低用量ピルは血栓を形成し、脳梗塞や肺塞栓などのリスクが高くなります。そこで大事なのは禁煙です。煙草は動脈硬化を悪化させ塞栓症のリスクを高くするためです。

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